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  • 執筆者の写真坂井 優友

全身を支える腰~骨盤のセルフ調整



自分でできる整体シリーズ『腹圧調整』

前回,胸式呼吸でしたが今回は腹式呼吸。

人体は腰にかかる多大な負担を、腹の空気圧によりおよそ半分まで軽減しています。 また、この空気圧は体を動かすときに必要不可欠な「体幹の安定化」をもたらします。

例えば重たいものを持ち上げるような時。 最初に腹圧をかける筋肉が働いて体幹を安定させてから、手脚の筋肉が働きます。

この腹圧は本来は自動的に発生するもので かがむときや歩行時にも体幹を安定させる必要に応じて、意識せずとも起こる筋肉活動です。

ところが 運動不足であったり長時間イスやソファの背もたれに体を預けていたりと、体幹を支える必要のない生活習慣では「腹圧」が働く機会が減少します。

体の機能は使わないと衰退します。

腹圧をかける主な筋肉は 横隔膜と深層の腹筋です。 腹式呼吸はそれらの筋肉の働きを活性化できます。 体のチェックも含めて是非お試しください。


それにしても この「呼吸という筋肉活動」は大変広く深い分野です。 僕は体の構造と仕組みという視点で書きました。 呼吸は身体運動,呼吸循環器,消化器,泌尿器,自律神経,メンタルのどれにも関連します。 詳しくはもはや書ききれませんが、それだけ呼吸は心身の根底を支える重大な因子であると言えます。


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